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農学・森林学
農学とは、コンピューターサイエンス・林業・ビジネス・バイオテクノロジーをはじめ、公益事業や食物科学までもを研究する、広範で多様な学問です。授業も様々ですが、例えば作物栽培学・園芸学・昆虫学・食物病理学・漁業・野生動物等があります。農学は長年に渡って、穀物栽培や家畜の飼育を主とした学問でした。しかし、近年は研究分野が大幅に増え、新たな意味を持つ学問となって来ています。そして、科学的で専門的な生産・マーケティング・加工技術の進展は、農業分野に新たな光を照らし、生産者や研究者、ビジネスのプロが一丸となった分野を作り出しています。安全な環境でコスト効率の良い食品を生産することが必要とされる現在、バイオテクノロジーや遺伝子工学等は非常に重視され、食品や農業科学、自然資源に関する学習をした学生は最前線で活躍しています。農業専攻学生は、バイオケミスト・環境エンジニア・食品科学者・森林科学者・遺伝子学者・栄養士・毒物学者等、様々な方面のキャリアでの活躍が期待されます。
森林学とは、科学・美術・経営管理であり、且つ、森林地の自然資源の利用を研究する学問です。社会科学・物理科学・生命科学の知識を基に、森林や自然資源の管理を行うための学習をします。コミュニケーション能力・数量的、質量的な理解力・アイディアの提示等の能力が求められ、自然・アウトドア・人と働くこと・活動の計画を立てること・問題解決に関心のある学生がこの分野の学習に適しています。森林学に従事する人は、材木・水・レクリエーション・飼料・野生生息地の管理の他、環境改善においても重要な役割を担っています。森林資源の管理に加えて、材木科学や技術を研究する人も多く見受けられます。林業専攻の学生は、英語・数学・化学・物理・統計・スピーチの学習と同時に、１年次から林業の基礎を学びます。その後、多様な研究対象から専門を決定し、早ければ１年次に、遅くとも２年次の末までに専門に分かれます。実験の授業ではデータの統計分析の他、実際にフィールドに出て森林や自然資源の複雑さの学習もします。夏季には、森林関係の仕事に携わることが推奨され、大学によっては単位も進呈されます。森林学専攻の学生は、森林資源管理・森林製品・森林工学・都市緑化・森林レクリエーション・国際林業等のキャリアでの活躍が期待されます。