各国の特徴Features

カナダ

カナダは世界で2番目に大きな国で国土は日本のおおよそ45倍もあり、約3700万人が生活をしています。様々な文化やバックグラウンドを持つ人々が暮らしている世界でも有数の多民族国家です。都市の洗練と豊かな自然と野生生物を含む豊かな多様性の土地を持つカナダでは地域ごとにそれぞれの特色があり、住むところによって違う表情を見せてくれる、安全で多文化な国です。

基本情報

  • 正式国名:カナダ(Canada)

  • 首都:オタワ

  • 面積:約998.5万万㎢

  • 総人口:約3700万人

  • 公用語:英語・フランス語

  • 通貨:カナダドル

カナダ留学のメリット

  • 治安のいい安全な環境で安心して勉強できる
    イギリス・エコノミストが選ぶ世界の治安の良い都市ランキング(The Economist, Safe Cities Index)ではカナダ最大の都市トロントが第4位に選ばれました。(1位は東京)またイギリスの雑誌、エコノミストが選ぶ世界の住みやすい都市ランキング(The Economist, the World’s Most Liveable City)には、カナダの3都市が(カルガリー・トロント・バンクーバー)が選ばれています。少し離れると大自然が広がるカナダですが、都市部では公共交通機関が整備され、非常に暮らしやすい国です。

  • 学生ビザでも働くことができる
    学生ビザを保有している学生は週に20時間(夏休みやクリスマスホリデー中は週40時間まで)決められた条件のもと、就労が可能です。 大学に通いながらお小遣いを稼ぐことができる珍しい国の一つです。 (ただしESLなど語学学校に通っている学生は学生ビザを取得していたとしても就労はできません)

  • 世界トップレベルの教育水準
    カナダは、高等教育の達成で経済協力開発機構(OECD)によって第1位にランクされています。25歳から64歳までの国民の半数以上が高等教育を受けています。 Times 2018-2019 World University Rankingsでは、カナダの9つの大学が上位200にランクされました(そのうち4つは上位100にランクされました)。

有名都市と州の特色

  • バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
    カナダの西海岸に位置するバンクーバーは冬季オリンピックが行われたことから日本人にも馴染のある都市です。カナダの中でも海外からの移住者が多く特にアジアからの移民が多く暮らしているためアジアンマーケットや日本食レストランなども多くあります。またカナダ国内の中では比較的穏やかな気候で冬の時期であったとしても氷点下になることや雪が降ることは滅多にありません。アメリカのワシントン州シアトルへはバスや電車で約4時間で行けるため週末を利用してアメリカへ行くことも可能です。過去には世界の住みやすい街ランキング5年連続1位になるなど世界の中でもトップクラスの住みやすさを誇っています。海、緑、山、公園、街など自然と都市が融合した街の象徴と言えるでしょう。

  • トロント(オンタリオ州)
    カナダ最大の都市であるトロントは様々な国と文化が形成するエスニックタウンが約80以上もあると言われており通称「人種のモザイク」とも言われています。トロントの象徴ともいえるCNタワーを中心としたダウンタウンにはいくつものレストランやショッピングモール、カフェがあり、バスや電車といった公共交通機関も発達しているため大変便利な都市です。都市でありながら車で2時間ほど行くとナイアガラの滝まで足を伸ばすことができます。

  • モントリオール(ケベック州)
    ケベック州ではフランス語と英語が行き交っています。モントリオールはカナダ第二の都市で、フランス統治時代の雰囲気が色濃く残っている都市です。街を歩いているまるでヨーロッパにいるかのような雰囲気を感じることができるでしょう。モントリオール国際ジャズ・フェスティバルや、モントリオール国際映画祭など年中通して芸術や文化に触れることができ、北米のパリと呼ばれています。英語とフランス語両方勉強したい人におすすめです。

カナダの大学への進学

    大学の特色

    • カナダの大学は、教育レベルが国際的に高い評価を得ており、世界中からたくさんの学生が集まっています。カナダには約100校の大学があり、ほとんどが公立大学です。通常学士号は4年間で取得します。そのほか、1年~3年で修了するディプロマやサーティフィケートといった資格も多くあります。カナダの大学は、2学期制(セメスター)または3学期制(トリメスター)をとっており、学年は9月にはじまり、5月-6月に終わります。ほとんどの大学が都市部にあり、また充実した設備が備わっています。日本のように入学選抜試験型ではなく、主に高校の成績や英語力などで合否が決まります。

    進学コース

    ‣①語学パスウェイ:英語研修から、進学準備コースや学部課程に入る
    ‣②学部パスウェイ:進学準備コースから進学を目指す
    ‣③ダイレクトエントリー:大学1年次に直接入学する

    プラン① 語学パスウェイ

    IELTS:4.5~

    大学付属語学研修機関にて、所定の期間英語を勉強したのち、進学を目指すプランです。カナダの英語コースは、ESL(English as a Second Language)と呼ばれ、大きく、大学のESLコースと、私立の英語学校の2つに分かれています。大学のESLは、もともと大学に入学したい学生のために設けられており、初級レベルのクラスが無い場合が多いため、入学にIELTSスコアが必要となることが一般的です。大学の図書館やコンピューター施設、ジムなども利用することができます。高校の成績(GPA)と英語力の両方を満たしている場合は、条件なしのUnconditional Offerが出ますが、GPAは満たしているが英語力が基準に達していない場合は、「英語力条件をクリアすれば正式合格」となる、条件付きでConditional Offer(条件付き合格)となります。

    プラン② 学部パスウェイ:大学進学準備コースから進学を目指す

    IELTS5.0~5.5以上

    ‣大学準備コース カナダの大学への入学には、非常に高い英語力が求められます。英語力が足りない学生向けに、大学によっては留学生が無理なく進学できるコースを用意しています。英語コース(ESL)から、進学準備コースに上がることもでき、留学生にとって、スムーズにカナダの大学に進学する方法です。

    プラン④ ダイレクトエントリー:大学1年次に直接入学

    IELTS6.5以上

    日本の高校を卒業して、カナダの大学に直接入学するプランです。高い英語力と高校の成績が求められます。

    カナダの協定大学情報はこちらから