各国の特徴Features
イギリス
英国の正式名称は、「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」で、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの連合国家です。英国はヨーロッパ大陸とドーバー海峡をはさんだ大西洋に位置し、北海道よりも北に位置していますが、メキシコ湾海流の影響により気候はやや温暖です。英国の国民性は、伝統を重んじる保守的な面と音楽やアートに代表される斬新性と独自性の両面を持ち合わせています。一般的に、英国の英語とは英国南部で話されている言葉をさし、他の地域で使われる語彙やアクセントは南部とは異なります。
基本情報
正式国名:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland: UK)
首都:ロンドン
面積:約244,820万㎢
人口:約6,600万人
公用語:英語
通貨:UKポンド
イギリス留学のメリット
世界最古の大学を有する大学教育大国
世界大学ランキングトップ100位以内に、常に10大学以上がランクインし、世界最古のオックスフォード大学を有するイギリスは、まさに伝統ある大学教育大国です。約130校の大学があり、教育レベルの高さは世界トップレベル。科学、芸術、ビジネス、建築、国際関係学など、幅広い分野で質の高い教育を提供しています。イギリス伝統の大学教育制度「チュートリアル」のように、教授が個別指導形式で行う大学教育も有名です。多彩で洗練された芸術文化
芸術に造詣の深い英国では、各都市いたるところで、日常的に芸術に触れる機会が多いことで知られています。250年以上の歴史を誇る大英博物館や、ナショナルギャラリーをはじめ、ほとんどの美術館や博物館は、入場無料で鑑賞することができます。また、イギリスは世界最大のファッション発信地といわれ、数多くの幅広いファッションブランドが存在しており、イギリスの人々は日々自分らしい表現ができるファッションを楽しんでいます。 さらに、ガーデニングの本場であるイギリスでは、美しい無数の公園が点在し、有名なリーズ城やキュー・ガーデンなど、自然を愛するイギリス文化を感じられる有名な観光地が多数あります。魅力あふれる音楽とシアター
イギリスの魅力は、世界に誇る音楽と演劇の文化抜きに語ることはできません。ビートルズ、ローリングストーンズ、レッド・ツェッペリン、デビットボウイなど、伝説的なアーティストを生み出し、コンサートやライブ、野外フェスティバルも各所で日常的に行われています。またシェイクスピアを生み出した国として知られるイギリスでは、ニューヨークのブロードウェイと並び称される「ウェストエンド」のミュージカルをはじめ、ハリーポッターや007などで有名なイギリス映画も英国中のシアターで楽しむことができます。世界で愛されるスポーツ大国
イギリスは、サッカーを筆頭に、ゴルフ、ラグビーなど有名スポーツの発祥の地です。国際的なスポーツイベントが各地で開催されており、スポーツ好きには最高の楽しみが待っています。
有名都市と特色(イングランド)
ロンドン
イギリスの首都ロンドンは、イギリス最大のファッション・アート・演劇等の文化・経済の中心地です。街中にはテムズ川が流れ、ビックベン、タワーブリッジ、バッキンガム宮殿などの観光名所も多く、年間を通して約1500万人以上の観光客が訪れる都市でもあります。また欧州随一の学園都市でもあり、ロンドンには国内約130大学のうち、40校以上の大学が集中しています。リーズ
イングランドの北部にある都市で、現代的かつロマンティックな街並みと観光スポットが数多く存在します。イギリスで3番目に大きな都市で、世界的に有名なリーズ国際ピアノコンクールや、シアター、オペラハウス、バレエ団、ポピュラー音楽フェスティバルなど芸術も盛んな街です。シェフィールド
イングランド中部の工業都市で、イギリスで5番目に大きな街といわれます。近隣のリーズやマンチェスターと並んで、産業革命以降の英国工業の中心地として国の経済を支えてきた要所です。ダラム
イングランド北東部に位置するダラム州に位置し、ユネスコの世界遺産に登録され、ハリーポッターやアベンジャーズの撮影地としても知られる、ダラム城やダラム大聖堂など、歴史的な遺産に囲まれています。伝統あるダラム大学をはじめ大学都市としても知られ、多くの学生がいることもあり、オックスフォード、ケンブリッジ同様の特徴を持っています。
イギリスの大学への進学
大学の特色
イギリスの大学では1年次から専門分野の勉強をスタートし、通常3年間で学士号を取得できます。ただし、カリキュラム内にインターンシップが含まれる場合や、医学、建築学など分野によっては4年以上かかります。イギリスの学士号は、日本と異なり、成績によって5段階にランク付けされており、大学院に進むには一定以上の成績が必要となります。イギリスの大学は、QAA(the Quality Assurance Agency for Higher Education)によって厳しく審査され、認定されています。イギリスの大学では、1年目から専門分野の科目を履修するため、学生は自らリサーチを行い、個々のテーマに即した研究をすることが求められます。基本的には、レポート、テストその他提出課題によって評価されます。イギリスの大学の成績評価はとても厳しく、良い成績をとるには授業に真剣に取り組む必要があります。
進学コース
‣①語学パスウェイ:英語研修から、Foundationなど進学準備コースに入る(要IELTS)
‣②学部パスウェイ:International Foundation Year(進学準備コース)から進学を目指す
‣③学部パスウェイ:International Year Oneから進学を目指す
プラン① 語学パスウェイ
IELTS:4.0~ (IELTS for UKVI)
大学付属語学研修機関にて、所定の期間英語を勉強したのち、進学のためのコースに上がるプランです。 英語発祥の地であるイギリスでは、長い伝統と実績のある、質の高い英語教育が行われています。イギリスの語学学校は、ブリティッシュ・カウンシルが運営するAccreditation UKによって認定される仕組みになっています。大学進学のための英語コースには、一定以上のIELTS for UKVIスコアが必要になります。
プラン② 学部パスウェイ:International Foundation Year(大学進学準備コース)から進学を目指す
IELTS for UKVI 5.0~
‣大学準備コース(International Foundation Year) 日本の高校を卒業後、イギリスの大学入学資格を満たすために、約1年のファンデーションコースから入るのが一般的です。ファンデーションコースは、留学生向けのコースで、英語だけでなくイギリスの大学で勉強するための知識やスキルを身に付けることができます。ファンデーションコースの成績によって、進学できる大学や専攻がきまります。
プラン③ 学部パスウェイ:International Year One から進学を目指す
IELTS for UKVI 5.5~
‣International Year One
インターナショナルイヤーワンは、留学生のためのパスウェイコースで、学部1学年目に相当するため、ファンデーションコースを経ずに1年間のコースを修了し大学2年次に進学することができます。すべての大学、専攻で開講されているわけではないので、希望する専攻やIELTSスコアによって入れるかどうかが決まります。