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ダンス・演劇・パフォーミングアーツ

ダンスとは、思想を表現する手段としての体作りをし、美術に及ぼしたダンスの影響を学び、独自のダンスを創り出す学問です。モダンダンスとバレエの技術取得に重点を置いた授業がなされ、パフォーマンスや振付け、ダンスを教える機会にも恵まれます。スタミナ・体力・柔軟性・リズム感・大胆な創造性が求められ、ダンスをはじめとする芸術や身体的な動きに関心のある学生がこの分野の学習に適しています。ダンス専攻の授業内容や所属する学科は、大学によって様々です。長年に渡り、ダンスは芸術ではなく体育の一環として扱われて来ましたが、現在では演劇や美術学科に属することも多くあります。このため大学によって卒業の際に授与される学位は、B.A.、B.S.、B.F.A.と異なっており、また必修科目もそれにより大きく異なります。例えば、B.A.ではより教養科目の必修や学問的な授業が多い一方で、B.F.A.ではパフォーマンスや振付けがより重視された授業が行われます。毎日、ダンスのスキルを磨く授業があり、ジャンルを超えた広範に渡るテクニックの学習をします。運動学やリズム分析、ダンス哲学の授業も行われ、発表会もあります。ダンス専攻の学生は、学校やダンススタジオをはじめとする様々な施設でのダンス教師として活躍するほか、振付家や劇団員、大学院進学によっては歴史的・運動学的なリサーチへの従事・ダンスセラピー・プロのダンサー・振付家・芸術関係の方面でのキャリアが期待されます。
 
演劇とは、共同芸術であり、同時に実践的なスキルでもある学問です。演劇を通して、過去や現在の文化・芸術・文学・政治・心理学・哲学を学び、また俳優・監督・劇作家・デザイナー・テクニシャン・マネージャーになるためのスキルを取得します。観察力・読解力・リスニング力・独創的な問題解決能力・大胆さ・感情表現の豊かさ等の能力が求められ、自己表現・アイディアや感情のコミュニケーション・文学・言語・芸術・音楽・パーソナリティー・モチベーションに関心のある学生がこの分野の学習に適しています。演劇専攻では、演劇芸術・演劇史・演劇文学・演技・スピーチ・発声・ステージムーブメント・監督等の授業を選択することが出来ます。しかし、その内容は大学やその規模によって様々で、それぞれの大学の特徴を注意深く見ることが必要です。学問と実践の両方の授業を提供する大学がほとんどですが、どちらに重点を置くかは異なります。それにより卒業時の学位も異なり、前者のように演劇を通して人文科学を学び、演技・監督といったステージプロダクションの実践を積むとB.A.が、後者のように演劇の分野に特化した俳優・デザイナー・監督等のトレーニングを受けるとB.F.A.が授与されます。演劇専攻の学生は、俳優・監督・デザイナー・劇作家・ステージマネージャー・演出家等のキャリアでの活躍が期待されます。学部卒業後M.F.A.レベルへの進学が期待されますが、必須ではありません。教師等、他のキャリアへの道を進む学生もいます。

◆ダンス・クラシックバレエ・演劇・パフォーミングアーツ参考サイト
National Association of Schools of Dance
College Art Association